平成23年6月20日(月)

建築家から講評を受ける経験!
 ー建築学科4年建築設計演習Ⅳー

担当:建築学分野 佐々木 伸子,冨田 英夫

 6月20日,建築学科4年生の授業(建築設計製図Ⅳ)で,第一課題の講評会を行いました。講評会には,建築家の吉田豊氏を招き,作品一つずつに講評をしていただきました。学生は自分たちの設計のよい点や検討する点を教えてもらい建設的なアドバイスに頷く姿が多く見られました。

 今回の課題は「地域にひらかれたサテライト・キャンパス」で,これは全国デザコン2011の空間部門の課題でもあります。呉高専のサテライト・キャンパスの設置目的や活動内容を提案し,敷地を決めて設計,プレゼンテーション図面にまとめるものです。この設計課題の特徴はチームで設計するということで,2~3人のチームに分かれて企画から設計,プレゼンテーションまでをメンバーが話し合いながら行います。これまでの一人で設計する課題とは異なる別の難しさがありましたが全チームが提出期限内にまとめあげました。

 課題の提出は終わりましたが,ここからデザコン応募希望者は,講評会でもらった意見を取り入れて,再度検討して,新たなチャレンジをすることになります。

 みなさんのがんばりを楽しみにしています。


一般科目演習・折り紙で角の三等分線を折る

担当:自然科学系分野 平松 直哉

 「任意に与えられた角を三等分する線は定規とコンパスを使って作図できるか。」
 中学生のころから皆さんは定規とコンパスを用いて、いろいろな図形の作図をしてきたと思います。線分の中点や、垂線、正三角形や正六角形、正五角形や正十七角形の作図方法なんかも知られています。では上にあるような、角を三等分する線を作図することはできるのでしょうか?二等分線なら皆さんの知っている通りです。

 実は任意に与えられた角を三等分する線はコンパスと定規だけでは〝作図できない”ことが数学的に証明できます。このことは大学で勉強する数学のひとつ、ガロア理論を用いて証明されます。ここではそれについては触れませんが、実はこの角の三等分線、折り紙を使うと簡単に作図できます(ただし、90度以下の角度で)。折り紙を使った角の三等分線の作図について、一般科目演習の時間を使って留学生のアティラさんとトー君に考えてもらいました。

 適当に角度を決めて(アティラさんは72度、トー君は69度、なぜかほぼ同じ角度)、プリントの指示に従って折っていきます。

 出来た線分の角度を測ってみると、しっかり三等分されていました。

 もちろん、ここで終わりではありません。作図した(折った)線が、実際に角の三等分線を与えていることをきちんと証明しました。

 [参考] 川崎徹郎: 角の三等分の作図不可能性, 数学セミナー, 43(12), 2004,36-39.