平成23年11月16日(水)

中国地区高専連携国際交流活性化プロジェクト
「International Student Conference in Dalian」に出席

担当:電気情報工学科 先端電磁波システム研究室

 津山高専が主催する中国地区高専連携国際交流活性化プロジェクトも今年で2年目になり、今回は中国遼寧省大連にて高専学生集会が行われました。

開会式の様子

 本校からは電気情報工学科先端電磁波システム研究室の本科生1名と専攻科生3名が、本集会に参加し、日ごろの研究成果を発表しました。

 まずは、初めて英語で発表を行う二人の学生に感想を述べてもらいます。

本科5年 井上晋吾
 自分の発表で質問に対して、日本語では回答できた内容でも、英語ではその場で正しく説明することが出来なかった。後でゆっくり考えれば、自分の使える英語の範囲で十分説明できる内容だったのではないかと思う。他の人の発表もほとんど聞き取れず、自分の日常に用いるための英語力の低さを実感した。一方で、交流会で同じ席に座った中国の学生は日本語がかなり上手で、しかもまだ日本語を学び始めて2年しかたってないらしい。日本語を勉強しはじめた理由はアニメを見たいからということらしいが、やはりどんな形であれ目標、あるいは情熱が語学の勉強には必要だということを感じた。

専攻科1年 石野夕貴
 初めての学会発表でとても緊張した。発表の後に質問の時間があったが、何も答えられず、また他の発表者は上手く答えていたので、自分の英語コミュニケーショ能力を向上しないといけないと感じた。現地で食べた中華料理は自分には油っぽく胃にもたれました。

夕食を前にした石野君と井上君
料理がどんどん出てきて、
テーブルからはみ出しています

 次は、英語での発表が、今回で3回目になる二人の感想です。

専攻科1年 沖田靖能
 今回初めて中国に行ってみて、周囲は英語がほぼ通じないことに驚きました。また今回は3回目の英語での発表ということで、質問にもそれなりに答えることが出来、自分の英語力の向上を感じました。今後も機会があればこのような会に参加していきたいです。

沖田君講演の様子

専攻科2年 中島翔太
 大連に到着してまず驚いたのは空気の悪さだった。どうやら黄砂や車の排気ガスの影響らしい。
 合計3日間滞在したのだが、毎日「曇り?」と思うほど空は黄砂で霞んでいた。なので初めは「来るんじゃなかったかな~」と若干後悔していたが、学会終了後の晩さん交流会で他高専の人と友達になれたり、ニュージーランド人のダニエル君と交流できたりして、最終的には行ってよかったと感じた。最後に、ニュージーランド弁?では「Sweet As!」で「OK!ブラザー」といった意味があるらしいですよ。

ダニエル君と意気投合の中島君

 各人各様の短期間大連滞在でしたが、中国地区他高専の学生達や中国、ニュージーランド、チェコ、フィリピンの皆さんと交流できたことが一番の収穫のようでした。

帰国の途につく学生たち
(大連周水子国際空港にて)

 最後になりますが、本プロジェクトを企画運営され、この2年間ご指導頂きました津山高専田辺茂教授、同校コーディネータ古賀隆治特命教授、同校学術社会連携推進事務室原規子様に心より深謝申し上げます。


環境都市工学科現場見学会

担当:専攻科建設工学専攻 2年 岡本 有希加

 平成23年11月16日に環境都市工学科4年生と重松研究室のメンバーで3箇所の現場見学に行きました。まず始めに広島県呉市広町地内の「東広島・呉道路阿賀地区法面工事」現場、次に広島県呉市広町地内の「東広島・呉道路二級峡第四橋PC上部工事」現場、最後に広島県呉市郷原地内の「東広島・呉道路郷原高架橋床版工事」現場を見学しました。

 東広島・呉道路阿賀地区法面工事の現場では、法面のアンカー工を施工していました。削孔状況を見ることが出来ました。この日の作業内容としては、掘削・積込、アンカー削孔・注入・緊張、下地吹付の予定ですが、時間の関係上残念ながらアンカー注入・緊張を見学することは出来ませんでした。また法面を近くで見ると傾斜角度がかなりあることに驚きました。

アンカー工施工現場まで歩いていきます
削孔状況

 東広島・呉道路二級峡第四橋PC上部工事の現場です。橋梁形式としては、PC2径間連続Tラーメン箱桁橋で橋長は161mです。この工事区間は、急峻な地形の山間の中腹に位置しているため、張出架設工法を採用していました。張出架設工法とは「やじろべい」のように左右のバランスをとりながら1ブロックずつコンクリート橋桁を施工する工法です。「やじろべい」は、「おもり」が増えて「うで」が伸びると、どんどん垂れ下がってしまいます。そのため、「うで」の部分を中心に向けて引張ることで「うで」が垂れ下がるのを防ぎます。PC橋ではPC鋼材がこの引張る力を与えています。実際にやじろべいのうでが伸びている現場を見てきました。移動作業車も見ることが出来ました。

施工中の橋の見学
緑色の車両が移動作業車です

 東広島・呉道路郷原高架橋床版工事の現場です。ブルーシートが一面に見えますが、これは床版コンクリートを養生しているところです。コンクリートの上に水分を含ませたアクアマットを敷き、水分蒸発を防ぐためブルーシートで覆っています。そうすると今の時期で5日間湿潤状態を保てるそうです。

結構高い位置にいます
ブルーシートの下にも
床版コンクリートがあります

 全ての現場において、寒さや風、直射日光の強い日差しや照り返しなど、過酷な自然環境で作業されており、本当に大変なことと感じました。しかし、どの現場の構造物も私たちたちの生活をより快適にしてくれるものです。土木を勉強していることを改めて誇りに思える、大変貴重な経験をさせて頂きました。

 最後になりましたが、現場を案内して頂いた国土交通省中国整備局、ライト工業株式会社、株式会社間組、大之木建設株式会社の皆様には、お忙しい中、丁寧に説明していただき、大変勉強になりました。ありがとうございました。