平成25年10月19日(土)

ラグビー部、「花園」への道

担当:ラグビー部顧問 木原 滋哉

 高校球児であれば「甲子園」をめざします。高校サッカーと言えば「国立競技場」です。では、高校ラグビー部であれば、目標はどこでしょうか。ラグビーの聖地!「花園」をめざします。
 その全国高校ラグビー大会の広島県予選が開催され、呉高専ラグビー部も、尾道北高校・広島商船と合同チームを結成して、参戦しました。

さあ、試合開始だ
合同チーム、キックオフ

 今年の対戦チームは、第4シードの美鈴が丘高校です。それに対して、こちら合同チームは、わずか1回の合同練習を行っただけです。
 呉高専も3年生まででは15名を揃えることができませんが、尾道北高校も広島商船もそれは同じです。

スクラム、相手のプッシャ―に耐える  
合同チーム、うまく展開なるか?

 単独では大会に出場できないので、合同チームとしてであれ、「花園」につながる大会に参加できるのは大きな喜びです。
とはいえ、第4シードとの試合は、想像以上にたいへんで、結果としては0対121で敗れてしまいました。
 それでも、「花園」を少しだけでも感じることができた大会参加でした。


練習試合をしました

担当:バドミントン部顧問 大和 義昭

 10月も半ばを過ぎ、朝方は肌寒さを感じるようになってきましたが、高体連の新人戦県大会を2週間後に控えて、呉高専バドミントン部の日頃の練習には一段と熱がこもってきました。

 そんな19日(土)にバドミントン部は本校第二体育館に宮原高校バドミントン部の皆さんを迎え、広高校バドミントン部を交えて、練習試合をしました。

練習試合中の様子

 ダブルスでもシングルスでも、これまでの練習の成果と、これからの練習の課題を見つけることができたのではないでしょうか。
 宮原高校と広高校の皆さん、ありがとうございました。あと2週間、県大会に向けてお互いにがんばりましょう。

宮原高校、広高校の皆さん。お互いにがんばりましょう。


コマ大戦呉高専場所 + 会社研究会

担当:キャリア教育推進室 林 和彦

 最近マスコミでも何回か取り上げられているコマ大戦を呉高専で開催いたしました。
 コマ大戦とは、全国の中小製造業の方々が自社の誇りを賭けて作成したコマを持ち寄り、一対一で戦う大会です。コマ大戦で使用されるケンカゴマは、直径20mm以下の小さなコマですが、製造業の技術の粋が結集されています。このコマ大戦を呉高専で開催することで、学生は、プロの技術者に挑むチャンスと参加企業の技術と技術者を知る機会を得ることができます。

 今回は初めての高専での開催とあって、地元企業だけでなく様々な地域から企業が集まりました。参加企業は下記の9社です。コマ大戦常連企業も幾つか参戦しており、全国大会レベルのコマが揃いました。

ホーコス株式会社(広島県福山市)
株式会社 呉匠(広島県呉市)
カワソーテクセル株式会社(広島県呉市)
株式会社キャステム(広島県福山市)
株式会社ディスコ(広島県呉市)

有限会社ユニーク工業(群馬県太田市)
株式会社ニットー(神奈川県横浜市)
株式会社津島鉄工所(京都府城陽市)
株式会社日本コンピュータ開発(東京都品川区)

 また、選手として参加した呉高専の学生は下記の3チームです。

 俺のkomaを越えてけ (黒瀬 雅央(機械5年)、森井 孝(機械5年))
 HAKUGA SPEEDERS (坂川 達行(機械1年))
 大和ノ独楽ノ未来ヲ切拓ク会(阿賀支部) (内田 博也(機械5年)、新田 将(機械5年))

 試合はトーナメント方式で、勝負は2連勝したら勝利となります。大会の様子を下記Ustream(動画)で見ることができます。

全日本製造業コマ大戦呉高専場所

 最初の学生チーム(俺のkomaを越えてけ(黒瀬 雅央(機械5年)、森井 孝(機械5年))の対戦相手は、株式会社ディスコです(Ustream 時間12:30頃)。学生のコマは、3Dプリンターを使用した樹脂製のコマです。3Dプリンターによって、通常の製作方法では作製できない形状のコマで参戦しました。

 結果は、重量に勝るディスコのコマに当たり負けをして2連敗し、1回戦敗退でした。勝負には負けましたが、3Dプリンターによるコマの製作は、企業の方々にインパクトを与えることができました。

 次の学生チームは、HAKUGA SPEEDERS(坂川 達行(機械1年))です(Ustream 時間16:03頃)。1年生でただ1人の参戦です。坂川君は夏休みの間、技術センターにこもって、旋盤と格闘しながら、何個も試作品を作って本番に臨みました。対する相手は、地元企業の株式会社呉匠です。初参戦ながら、職人によるバラスの取れた素晴らしいコマを製作して参戦してきました。

 緊張気味の坂川君の手から放たれたコマは、安定した回転をし、相手のコマと中央で衝突しました。拮抗しているかのうように見えた勝負も、坂川君のコマの方が先に失速し、軸を大きく揺らして止まってしまいました。相手側の1勝です。
 続いて2試合目は、1試合目と同じ展開になりました。1試合目よりも安定して回転する坂川君のコマは、まさに止まっているかのように静かに回転しました。しかし、均衡を先に崩したのは坂川君のコマでした。1試合目と同じように、先に失速して止まってしまい、残念ながら、1回戦敗退でした。坂川君のコマは負けはしましたが、映像を見れば分かるように、コマの芯がまっすぐに出ていて、職人の製作したコマに真っ向から勝負を挑んでいます。その技術力は、企業の方からも高く評価していただけました。

 次の学生チームは、大和ノ独楽ノ未来ヲ切拓ク会(阿賀支部)(内田 博也(機械5年)、新田 将(機械5年))です(Ustream 時間19:57頃)。製作したコマは、芯が回転後沈んで重心が下がる構造になっています。対する相手は、株式会社日本コンピュータです。国技館で開催されたコマ大戦で優勝した強豪です。

 結果は、見事に2連勝して、学生チームの中で唯一2回戦進出を果たしました。コマ大戦常連企業が参加する本大会は、初出場の学生チームには圧倒的に不利な状況でしたが、その逆境をはねのけての貴重な勝利です。対戦相手のコマは、常連企業の強豪コマに照準を合わせて製作された小型のコマでしたが、それが返って仇となって、学生製作のコマには本来の力が発揮できなかったようです。コマ大戦には、このようなジャンケンのような要素もあり、対戦する相手の組合せによっても、勝負が左右されます。

 続いて2回戦の相手は、株式会社津島鉄工所です(Ustream 時間40:30頃)。京都から参戦していただいた企業で、コマは雅な感じはしますが品の良い形状をしています。
 1試合目、緊張からの失投で場外となり、相手側の1勝となりました。2試合目は、投球(投コマ?)も成功し、軸も沈んでコマ本来の力が発揮できる状態となりました。中央で衝突した両者のコマは、しばらく回転を続けましたが、相手コマがぶれることなく回転をし続ける中、学生のコマは先に失速して回転が止まってしまいました。残念ながら、2回戦敗退でした。
 コマを製作した内田君は、敢えて仕掛けのあるコマの製作にチャレンジしました。5年間で培った技術を発揮して、仕掛けの異なるコマを3種類試作しました。その努力が1回戦突破につながったのだと思います。高専の技術力の高さに企業の方も感心していました。

 このあとは、企業同士の白熱した試合が続きました。最後の決勝戦(Ustream 時間1:08:30頃)は、強豪2チームの名勝負(下記写真)となり、会場も大いに盛り上がりました。
 本場所の結果は下記のようになりました。

優 勝 有限会社ユニーク工業(群馬県太田市)
準優勝 株式会社ニットー(神奈川県横浜市)
3 位 ホーコス株式会社(広島県福山市)

 優勝した有限会社ユニーク工業さん、おめでとうございます。優勝者には、大会に参加した12チーム全てのコマが贈呈されます。これが優勝賞品となります。
 技術者が精魂込めて製作したコマは、技術者にとっては何物にも代えがたい戦利品です。逆にコマを取られた技術者にとっては、大変悔しい思いをします。これがコマ大戦の魅力となって、一度参加したチームは、雪辱を晴らすべく次の大会にも参加することになります。
 今回参加した1年生の坂川君も、次回の大会参加を誓っていました。次回大会までに更なる技術力の向上に期待したいと思います。

 コマ大戦のあとは、会社研究会を開催しました。学生たちは、コマ大戦で活躍した企業のお話を熱心に聞き入っていました。ただの会社研究会では見ることのできない企業の姿を、コマ大戦では見ることができます。当然、学生たちの企業を見る目もただの会社研究会とは異なります。学生自ら興味を持って、企業の情報を集めるようになります。この場で得た体験と情報は、学生達の記憶に長く残ると思います。
 来年度以降も同じ企画を開催する予定ですので、多くの学生の参加を期待したいと思います。

 最後になりましたが、今回の企画を支援していただいた全日本製造業コマ大戦協会の皆様、中心となって活動していただいた株式会社日本コンピュータの江田賢二様、株式会社瀬戸内クラフトの横田 深様、実況を担当していただいた有限会社ユニーク工業の羽広 保志様、解説を担当していただいた株式会社陽和の福田 勝様、司会を担当していただいた成功志縁塾の本城 真由美様、音響・映像を担当していただいたアストロサーブ株式会社様、会社研究会を担当していただいたメディア総研株式会社様、その他参加していただいた企業の皆様にこの場を借りて厚くお礼を申し上げます。


本校OB・松本秀幸氏(元JALエンジニア)による
英語を使った実務に関する講演会

担当:国際交流室長 竹内 準一

 以前、本校図書館にご著書を寄贈していただいたTOEIC満点コーチの松本秀幸先生が、高専卒業後の英語を使った実務経験を本校の学生に対してご披露いただきました。JAL退社後、フリーの英語学習マスターコーチとしてご講演を重ねてきた松本氏でも、このような母校の学生へ向けた話題は“本邦初公開”で稀有だったのではないかと思われます。松本氏を教えた川尻先生(本校名誉教授)もお越しになり、久々の師弟対面だったようです。
 また、東京出張から戻られた直後の森野校長も駆けつけて下さって聴衆に加わりました。

松本先生のご講演スタート
森野校長(左端)も聴衆に

 JAL入社後は、得意な英語を武器に次々と難題であった飛行管理や自動操縦のシステム、部品調達などサプライチェーンの開発・管理に手腕を発揮され、そこで高専時代に端を発するシステム思考に磨きを掛け、さらにそのシステム思考を英語学習法の改善に活用し、独特のシナジー効果をあげられてきた模様がうかがえました。

システム思考で切り崩す“英語の壁”

 松本先生のシステム思考は、難関にそびえる“英語の壁”をステップごとに分けて対処すれば“登れる階段”へと転換できることを教えてくれました。これは、高専出身者が持つ工学系思考ならではの発想だと思います。
 近年、言語教育には認知心理学が採り入れられて改善の兆しを見せてはいますが、このシステム思考の応用は、英語教育をさらに一歩、前進させることになる予感がしました。

北・アフリカ、モロッコでの活動
後輩たちとの質疑応答

 松本先生は若い頃、JALの休職制度を利用して、青年海外協力隊としてモロッコへ2年間派遣され、そこで”貧困の連鎖“を目の当たりにして、当時の自分自身ではどうしようもない対象に遭遇し、ある種の挫折感を味わったそうです。しかし、その経験が下地となって、今のお仕事の延長線上に社会起業家として社会貢献するというファンドレイジングへの活路も見出されたご様子です。その高邁な抱負は、高専生への糧となったことでしょう。

 松本秀幸先生から後輩たちに向けた締め括りのメッセージは、
 「いつでも、どこでも、好きなことで英語を使って世界を広げよう!」
 そして”For the betterment of the world”でした。

 ご講演後も松本先生は惜しみなく個別にアドバイスを与えていました。有難いことです。

 以下に受講した学生から国際交流室に届いた感想を紹介します。


建築2年女子
 今日の講演、説明がわかりやすくてとても良かったです。今までTOEICの勉強の仕方がわからず1年生のときに受けたTOEICBridgeはあまり良い点数がとれませんでしたが、今日の講義を聞いてようやくTOEICの勉強の仕方がわかりました。今年のTOEICBridgeでは良い点数が取れそうです。ありがとうございました。


環境2年女子
 今日の講演で音読するときは意味がわかってから音読しないといけないとおっしゃっていたので、これからは先に英文の意味を日本語でしっかり理解してから音読するようにしたいと思いました。はじめからリスニング問題を解こうと思ってもリスニングはホント何を言っているか全然聞き取れないので、解答にある日本語を読んでそれを理解した上で解く、さらにリスニング問題の日本語から英文を作る練習を積極的にやっていきたいと思いました。目標を決め、その目標に向かって何をすればよいか計画をたてたいです。
機械3年男子
 僕はいままで英語を勉強と割りきって学習していたから、ときどき嫌になって放り出していました。それが今日の講義で好きなことじゃないと英語は続けられないと教えられて納得しました。これからは、今まで以上に英語の勉強を頑張ると同時にもっと自分で工夫をして英語を好きになれるようにしていきたいです。


機械4年男子
 僕はTOEIC攻略の話をする人は内容も面白くないものがほとんどだと思っていましたが、今回のセミナーは非常に充実した時間でした。自分のわだかまりや悩み、葛藤が少しずつ消えていくのがわかるくらい明快なテンポで進むセミナーに、僕はすっかり魅了されてしまいました。その世界観はTOEICだけに留まらないものなんだ。そんな大切なことを、このセミナーに教えてもらったのです。大人ってやっぱりカッコいいな、今はそう感じます。


電気情報工学科卒業研究の風景
~学会参加編~

担当:電気情報工学分野 平野 旭 

 平成25年10月19日(土)に岡山大学津島キャンパスで「第64回電気・情報関連学会中国支部連合大会」が開催されました。この大会は、その名の通り、電気および情報に関する学会の中国支部が合同で年一回開催する講演会(研究成果発表会)です。

 この講演会に卒業研究生である電気情報工学科5年の平井 勇大君が参加しました。

岡山大学津島キャンパスにて

 昨年度の卒業研究にオリジナリティを追加し、研究グループの代表として発表してきてくれました。

質問に回答中
指導教員も高みの見物とはいきません
別件で発表してきました

 セッションで一番多く質問を頂いていましたね。専門家以外にも分かりやすく、聴講者全員が興味をもって聞ける発表だった証拠です。何度も練り直し、何度も発表練習を重ねた成果がありましたね。

 残り3ヶ月間、より良いものにして充実した卒業研究で5年生を締めくくって貰いたいと思います。お疲れ様でした。