社会連携
地域に根ざした高等専門学校を目指し、「人づくり」・「ものづくり」・「まちづくり」とさまざまな取り組みを行うことによって、地域からの幅広い要望に応え、さらには地域社会の活性化及び社会の発展に貢献しています。
人づくり
エジソン・スクール第1回 発電実験とソーラー・カーの製作 |
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教育研究の成果を地域社会に広く公開し、生涯学習の一端を担うとともに、教育機能を社会に反映させるため、工学系はもちろん、さまざまな分野の講座を開講しています。 |
「材料の変形と強さ」講義風景 |
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小・中学校などでの教育支援ならびに授業及び実験を通して本校の教育内容を理解してもらうこと、また、理工系分野の魅力を発信するために出前授業を行っています。 |
<令和2年度の実施例> 〇防災に関する授業 〇「三匹のこぶた」に学ぶ材料の変形と強さ 〇地形模型で考える地域の防災 〇ブラックホールの不思議 |
<令和3年度の実施例> ○防災に関する授業 <令和4年度の実施例> ○ひかりの不思議 |
小・中学生に科学の楽しさとものづくりの醍醐味を実体験してもらうイベント「わくわくサイエンスショー」を開催しています。呉高専が工学系高等教育機関である特徴を活かし、自然科学・人文社会、機械、電気、環境、建築といった幅広い分野の実験・工作が体験できるブースを出展しています。教員主体のブースだけではなく、平成 27 年度から開設した課題探求型授業「インキュベーションワーク」を通じて、学生が主体的に発案したブースも多数あり、第7回となる令和元年度は 39 種類のブースを出展し、約 1,000名の方にお越しいただきました。 |
「ロボット呉氏」実演 |
タッチプールコーナー |
ミニイベント「ドラム缶潰し」 |
ものづくり
本校は、社会が求める技術者を養成する高等教育機関として、本校の所在する呉市をはじめとした地域及び企業等との連携活動を通して、教育・研究の場として地域の課題に取り組んでいます。
<令和4年度実績>
○環境都市工学分野 ・・・ 燃料電池に使用する燃料捕集器の最適化に関する研究
まちづくり
呉市、呉市教育委員会、呉信用金庫との協定により、それぞれの地域活性化の取組に参加しているだけではなく、授業の一環として、また研究室独自においても地域と協働し、まちづくりに参加しています。
まちづくりへの参加の一例
ロボットの魅力を伝えるプロジェクトは呉地域OCN会議の助成を得て開発に着手、2年がかりで高機能なロボット呉氏を仕上げることができました。このロボットを用いて呉市「みなと祭り」や「ご当地キャラ祭り」などに参加し、更には小学校での出前授業やラジオ体操をするビデオ撮影会を開催しました。撮影会にはほんもの呉氏にも参加していただき、その様子は呉氏の公式Twitterや呉市ホームページでも紹介され多くの反響をいた だきました。 |
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2018年夏に広島県を襲った豪雨災害からの復興を祈念し、コンサートと防災をミックスしたイベントを坂町立町民交流センター(サンスターホール)で開催しました。2016年から県内外で演奏や楽器作り体験イベントを行ってきた、インキュベーションワーク「アンサンブル」の学生が中心となり、1年をかけて企画しました。2部構成のアンサンブルコンサート、子供と一緒に楽しむ即興演奏、防災クイズ・カルタ大会、ろ過装置製作体験、3Dマップによる避難経路紹介、ハンドドリップコーヒーの提供を行いました。楽器やカルタを楽しむ子供たちの姿に、運営スタッフも嬉しくなりました。本事業は、呉地域オープンカレッジネットワーク学生の夢実現プロジェクトの助成を受けて実施しました。 |
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インキュベーションワークの地域連携テーマである「TEGO~竹の魔法で未来を作る~」のメンバー5人が、2020年1月16日と30日の2回に渡り、お向かいの広島県立呉南特別支援学校に出向き、”竹けん玉”ワークショップを開催しました。初めてノコギリを使用する生徒さんもおられ大興奮。出来上がった“竹けん玉”で大いに盛り上がり、交流を深めました。(本テーマは、豪雨災害の際、放置竹林が被害を拡大させた問題に対して、放置竹林を整備し、竹チップに変える“TEGO”代表の中原佑介さんと協力して、活動を周知することがミッションです。) |