平成23年12月6日(火)

第7回呉高専文化行事
水木一郎&谷本貴義アニソン・コンサート

担当:学生主事補 外村 彰

 去る12月6日(火)、朝からの英語統一テスト(TOEIC)を済ませた呉高専生たちは、一路呉市文化ホール(呉市中央3)を目指しておりました。
 その日、そこでは、皆が待ちに待った今年度の文化行事「水木一郎&谷本貴義アニソン・コンサート」が挙行されることになっていたのです。

 さて13時30分、――文化ホールでは校長挨拶のあと、いよいよ開演となりました。
 トップバッターは呉高専出身の谷本貴義さん。いきなり舞台から客席へと駆け降り「ドッカンドッカン♪」と「Dragon soul」や「獣拳戦隊ゲキレンジャー」を歌い踊る谷本さんに、会場も大きな歓声で応えていました。
そうしてトークでは「ちゃんと卒業するんだぜ」との先輩からの重みある言葉。メドレー、そして「Yeah! Break! Care! Break!」と、疾走感いっぱいのステージが続きました。

谷本 貴義さん

 次に登場したのはうちやえ ゆかさん。女の子らしい衣装とかわいい振り付けをともなって歌われた「ふたりはプリキュア スプラッシュ☆スター」「おねがい♪マイメロディきららっ☆」「しあわせの予感」が場内に響くと、A3あるいはE4を筆頭に、男子学生たちのテンションがますます高揚。
 とりわけ、谷本さんからリクエストされてうちやえさんが歌った、アート引越センターのcmソング(30秒ヴァージョン)では、本人歌唱の効果ゆえか、万雷の拍手歓声が沸き起こっていました。

うちやえ ゆかさん

 2人のメドレーの後には、いよいよアニキこと水木一郎さんの登場とあいなりました。まずは挨拶代わりの「マジンガーZ」。赤いブレザーが決まっています。
 うちやえさん同様、呉は初めてとのことでしたが、「僕の後輩の谷本君の後輩だから、呉高専生はみんな僕の後輩だz」とのお言葉に、父親より年上の水木先輩に向け、高専生から「アニキー」との、多数の(黄色くない)声援が行き交いました。

水木 一郎さん

 アニキの歌は、「バビル2世」「超人バロム・1」「仮面ライダーX」を含むアニソンメドレー、仮面ライダーメドレー、ロボットソングメドレー、それに「THE HERO」「道(タオ)」「キャプテンハーロック」と盛りだくさんでした。何せ持ち歌が1200曲超なのですから、引き出しが多いのです。
 ただし、今の高専生よりも上の世代の歌が多いので、印象としては二階の保護者席のほうがむしろ感涙ものだったでしょう(同世代の私も「宇宙うーの海はぁー 俺の海いー」とハモっていました)。

 ちなみに3人のトークによると、水木さん達が初めて東南アジアで歌唱した時、その国のテレビで日本アニメを観、主題歌を聴いて育った人々が、本物の歌手と出会えた感動から皆、涙を流していたといいます。歌の力はすごいですね。
 アンコールの歓呼に応じ、3人の歌手が姿を現わしました。赤いマフラーを装着して出てきた水木さん、やはり決まっています。記念の花束贈呈を、学生会会長の本計くん(E4、スピーチも)、副会長の広本くん(E4)、会計委員長の小迫(C4)さんが壇上にて行いました。 

花束贈呈だぜーット!

 最後は全員でコラボ=メドレー曲「懐かしくってヒーロー」と「マジンガーZ」。都合約2時間の公演は、またたく間に過ぎ去ったのでした。解散後、学生会役員たちは、歌手の皆さんと記念写真に収まりました。ともあれ今回のコンサートは、観客となった皆さんにとっても、生涯にわたる心の宝物となったのではないでしょうか。

 ―というわけで、最後となりましたが、後援して下さった呉市教育委員会・呉高専後援会・呉高専同窓会、裏方魂でコンサートを支えて下さった(有)ワークスの皆さん、どうもありがとうございました。

学生会役員と「ゼーット!」
校長も「Z」。