令和2年6月5日
保護者のみなさまへ
5年生、専攻科寮生のみなさんへ

呉工業高等専門学校 
校  長 篠﨑 賢二
  寮務主事 松野 一成

5年生、専攻科生の寮生活の再開に際しての寮の対応
      

呉高専では本科・専攻科の卒業・修了の要件となっております研究活動を再開させるために、5年生と専攻科生に寮での生活を再開していただくことにいたしました。再開寮にあたり、呉高専の学生寮(嶺陽寮)では、以下のことを実施します。


①  寮に戻るための確認事項


寮生全員に開寮日から起算して2週間前(5月24日(日))から発熱等の症状がないことを確認したのち、寮生活を再開していただきます。休校中に配布された健康観察行動記録表の2週間の内容に問題がないことを保護者とともに確認いただいたものを提出していただき、それを寮で確認したのち、寮生活を再開していただくこととしております。
 また、事前に郵送させていただいた寮の対応をご承諾いただきましたうえで、寮での生活を再開していただくこととしております。

②  新型コロナウィルスへの感染対策


全寮生300名のうち、寮生の生活を再開する寮生は、5年生45名と専攻科生5名の計50名で、全員が個室で生活しております。それを踏まえ、以下の対策を講じます。基本はマスク着用、手洗い、消毒の励行、密を避けることになりますが、これらの対策は本校の産業医、学校医にもご確認いただいております。

  • できるだけ自室で生活し、不要不急の外出は避けるよう指導
  • 居室内での換気を徹底するよう指導
  • 自室から出る際には、マスクの着用を義務付け、他者が触れた可能性がある個所を触った場合には手洗いすることを指導
  • 食事は定員204名の寮食堂の椅子の一部を撤去し、対面での食事を避け、隣席も1名分以上離して喫食させる。食事時間中の私語を慎むよう、寮担当教員が食堂にて指導
  • 食事は各自で取り分けることはさせず、個別に提供する
  • 寮生が大勢集まることができる多目的室は開放せず、夜食等を作るための補食室から椅子を撤去し、長時間滞在しないように指導
  • 毎晩の点呼時、宿直者の指導の下、共用部を消毒し、起床時も同様に消毒する
  • 入浴には浴槽は使用せず、シャワーのみ使用し、時間帯を分けて使用
  • トイレは使用前、使用後の消毒を徹底
  • 手洗い用の洗剤、石けん、手指消毒用の消毒剤、点呼時の消毒剤を準備
  • 毎朝検温結果を報告させ、発熱があれば学校及び寮事務まで別途連絡させる
  • 発熱等の症状がある寮生は、近隣の病院へ受診させ、医師の指示を仰ぐ
③ 寮生に感染が疑われる場合

発熱等の症状が出て、感染が疑われる場合、医師や保健所の指示を仰ぐことになりますが、寮で生活を続けていただくことは困難なため、寮から保護者に連絡し、原則、迎えに来ていただくようお願い申し上げます。遠方等のため、即時の対応が困難な場合でも、自室もしくは休養室で待機していただき、迎えの到着を待つことといたします。


④ その他

その他にも寮内では「三つの密(密閉、密集、密接)」を避けるよう可能な限り努め、消毒も可能な限り実行いたしますが、並行して自分の身は自分で守るための努力もお願いしたいと思っております。帰寮の際には、マスク、体温計、自身の手洗い用の洗剤、手指消毒のための薬剤等をお持ちいただけるようお願い申し上げます。
 また本校では、通学者が電車内の混雑を避けられるよう、時差通学を可能とするため授業開始時間を40分遅らせております。そのために寮生でも自宅からの通学が可能であるならば、一時的に寮から出て、自宅から通学することを許可したいと考えております。その場合にはご相談いただければと存じます。

問い合わせ先
呉工業高等専門学校学生課学生生活支援係 0823-73-8419(平日8:30-17:00)