商用撹拌装置の撹拌所要動力を測定しました
担当:機械工学分野 高田 一貴
機械工学科髙田研究室では8月30日、撹拌槽の商用機の性能予測に関する実用研究を加速させるため、専攻科学生同行のもと、実際に稼働している商用実機の撹拌所要動力を測定しました。
本測定は、近畿地方の某食品製造会社および大阪府の撹拌機メーカーの阪和化工機株式会社の協力のもとで実施されました。
測定は、100℃の食品原料(液体)が撹拌されている容量60m3、30m3の大型撹拌槽を対象とし、実際に制御盤の配線に電流値計測クランプを差し込んで計測しました。
大型実機が稼働している現場を体験することにより、学校で学ぶ内容と実際の現場技術の関連性について深く考察する機会となりました。
撹拌装置上部での 電動機スペックの確認作業 |
撹拌槽上部のマンホールから 内部を覗く |
制御盤内の 電流値測定の様子 |
この測定は公益財団法人JKAより受けている研究補助事業の中で実施されたものであり、今後、測定結果の整理と動力予測シミュレーションを通して実際の商用撹拌機の性能予測に繋げていきたいと考えています。