2020年3月18日(水)


電気系専攻科生の研究成果が英文招待論文として掲載決定

担当:先端電磁波システム研究室

 専攻科2年生空翔太君の研究成果が、権威ある電子情報通信学会(会員数2万4千人強)の海外向け英文論文誌10月号に招待論文として掲載されることが決まりました。

 空君は血液中に浮遊するガン細胞と正常細胞の選別手法を電磁気学、電気回路、通信工学などの学習内容から考案しました。


招待論文執筆中

 従来技術では、人体組織の損失は大きいことから部位選別感度は劣悪で、そのためカナダアルバータ大学のグループは電子デバイスの負性抵抗利用を提唱していますが、この手法ではある臨界条件時にしか部位判別ができません。


着想のプロセス

研究成果の概要

 空君はこの困難を、高周波発振現象を利用することで解決、制約条件なく超高安定に部位選別することに世界に先駆け成功させました。この独創性が英文論文誌に招待論文として採録された理由といえます。

 今後も確かな基礎学力を体得しつつ、既成の概念をくつがえす着想を生む研究室の学生達に期待したいと思います。