2019年4月19日(金)


インキュベーションワークの成果が
世界三大マイクロ波国際会議に採択される!

担当:先端電磁波システム研究室

 専攻科2年内田悠斗・空翔太両君が5年時に提案した、電磁波による「農地土壌分析」・「肺癌部位検出」各センサ開発プロジェクトの成果が、「今秋パリで開催される欧州マイクロ波国際会議に採択された」との一報が届きました。

 この会議は米国IEEE、アジア太平洋各マイクロ波国際会議と並び権威があり、採択率50~60%と非常に厳しい審査を経ます。

 内田君は今春卒業した電気情報工学科5年渡辺・藤原君らとコイルセンサを開発し、ラジオ放送波を活用して大規模農地土壌の栄養分布を非接触推定することに成功。この成果は少子高齢化が著しい地方農家を支援することになります。


農地土壌分析の概要

培養土で簡易実験中の内田君

 空君は研究室の電気情報工学科5年坂本君らとともに、高損失ながん細胞の検出感度を、負性抵抗素子を利用するという斬新なアイデアで24倍向上させることに成功。今後医療現場での臨床実験を予定しています。


肺癌部位検出の概要

センサ感度検証中の空・坂本両君

 1月の米国に続き、10月欧州にて外部評価を受ける両君に期待したいと思います。