2019年9月27日(金)


JAXA-呉高専共同風洞実験

担当:機械工学分野 尾川 茂

 9月24日~9月27日の4日間, JAXA-呉高専の共同研究の一環として、合同の風洞実験を三鷹市にあるJAXA風洞で実施しました。


JAXA正門前にて

 自動車や飛行機では、その形状から流れに平行な回転軸を有する縦渦が発生します。その縦渦から出る騒音は速度の6乗に比例するため、その低減は重要な課題です。
 そこで共同研究では、縦渦のどこからどのような音が出て、音がなぜ発生するかを解明することを目的としています。

 実験には機械工学科から進学した専攻科1年の本多君・鈴木君、2年の岡田君の3名が参加。彼らが夏休みに制作した実験モデルと圧力計測装置を持ち込み、4日間のハードなスケジュールを見事にやり遂げました。


実験モデル設置作業

実験モデルと一緒に

風洞大型ファンを背景に

 また、JAXA様の最先端の音源探査装置を使用しての縦渦の音源探査に加えて、技術者の皆様から音の理論や計測方法などを教えて頂き、彼らの今後の研究活動の大きな励みとなりました。
 なお、本実験は競輪の補助を受けて実施しました。