2020年9月28日(月)

JKA補助事業 実験装置が納入される

担当:機械工学分野 高田 一貴

 財団法人JKAの補助事業に使用する伝熱実験装置が、約半年の設計・製作期間を経て9月末に呉高専に搬入されました。
 熱伝導率が高いアルミ合金製の撹拌伝熱実験装置で、局所の伝熱係数を測定できるようアルミ合金に熱電対埋め込み用の穴を設けるなど、幾つかの工夫がなされています。加熱用温水・冷却用水の供給装置もあわせて納入され、これから年度末にかけて卒業研究生とともに装置の調整・実験を実施予定です。


アルミ合金製撹拌槽
 
温冷水供給装置

 今年は感染症の影響で納入前の立会検査も出来ず、ぶっつけ本番の搬入検査でしたが、ベンダーの協力により合格となりました。
 成果は卒業研究および関連学会で発表を予定しており、卒業研究生の今後の糧になるようにしたいと考えています。