2020年10月22日(木)

本科生と専攻科生、
電子情報通信学会10月マイクロ波研究会(web開催)で成果公表

担当:先端電磁波システム研究室

 10月仙台市で開催予定の標記学会も、時節柄web会議システムで行われ、研究室からは、電気情報工学科5年の岩本孝太・岩城昴琉両君、電気系専攻科1年坂本雅弥君が夏季休暇中に集中して研究した成果を発表しました。

 岩本・岩城両君は白タケノコやマツタケなど、高額で市場取引される土中農作物を電気的に探知するセンサを、低価格かつ高齢化著しい農家の方々に配慮した構造で実現。


岩本・岩城両君が試作したセンサの概要と土中タケノコ探知実験

 坂本君は肺がん部位除去を目的とした胸腔鏡下手術時に、肺に内在するガン部位を検知するセンサを、高周波技術をもとに開発しました。


坂本君が設計試作した癌部位特性センサとその探知実験

 60人以上がサイバー空間で聴講する中、発表時間20分、質疑5分の研究討論がなされ、「新しいマイクロ波技術として大変興味ある結果である」。「低価格で構成された土中農作物センサに投資効果は高いのでは」など、大変有用な議論が展開されていました。