2022年3月7日(月)


NEDO「官民による若手研究者発掘支援事業」に採択されました

担当:環境都市工学分野 木村 善一郎

 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の官民による若手研究者発掘支援(若サポ)事業に筆者の提案研究である「CCUS機能を有する革新的バイオマス処理型電気バイオリファイナリープロセスの開発」が採択され、3月3日より研究を開始しました。

 本研究は「電気を作る細菌」「電気を食べる細菌」のカップリングにより廃水・廃棄物から電流を経由して燃料や化学品等の有価物生産(電気発酵プロセス)を目指すものです(図-1参照)。


図-1 電気発酵装置について

 現状埋め立てられたり、あるいは燃やされたりする生ゴミを、この装置を介することで様々な有用物質に生まれ変わらせることに繋がります。

 反応効率を中心にまだまだ様々な課題を含む技術ではありますが、今回はNEDOによる企業とのマッチングサポートを受けながら、実用化を目指して研究を推進して参ります。ということで続報にご期待下さい。