2025年4月2日(水)

新規の水から水素を生成する方法の研究で
広島県の助成金に継続採択

担当:環境都市工学分野 及川 栄作

 R6年度に採択された、広島県カーボンリサイクル関連技術開発支援事業へR7年度も継続採択されました。

 本課題は、独自に開発した非電解・非加熱的に水へファインバブルによるキャビテーション(微細気泡の生成と圧壊)を発生させることによって、水を分解して、水素のみを生成させるr-FBC(還元的ファインバブルケミストリー)法を実現させるための研究開発です。 化石燃料を使用せず、水の電解法のような白金電極を使用せず、酸素は発生しないため酸素と水素を分離する必要がなく、低コストで水素生成を行うことができます。

 具体的な研究内容は、発生した水素を回収するための捕集容器(写真)とアルカリ性に耐用のファインバブル発生器を作製し、太陽光発電を電源にして、水から水素の製造と貯蔵を実験で確認する事です。


R6年度の事業で作製した水素捕集器