平成20年11月26日(水)
担当:学生主事 宇根 俊範

第4回文化行事「12人の怒れる男たち」

 午後から第4回文化行事として東京芸術座公演「12人の怒れる男たち」を学生全員で鑑賞しました。
 会場の呉市文化ホールには開場前から学生たちが集まり、他にも観劇希望の学生保護者(約100名)、一般応募者(約60名)はじめ呉市の二つの中学校から約120名の中学生を招待しました(写真1)。

写真1

 父親殺しとされた一人の少年の有罪・無罪をめぐっての12人の陪審員の白熱した議論のやりとりに鑑賞していた学生たちも引き込まれ、休憩なしの100分の劇でしたが、最初から最後まで大変静かに鑑賞することができました。個人的な感情や偏見を排して人をジャッジする難しさ、人の意見に流されない強靭な精神を持つことや冷静に議論することの大切さ・・・。いろいろ学ぶ点の多かった劇のように思います(写真2・3・4)。また、まもなく始まる裁判員制度に対しても大いに参考になるものでした。

写真2
写真3
写真4

鑑賞後の学生アンケートの意見(一部)
  「とても面白く最初から最後まで目がはずせませんでした」
  「生の芝居の迫力に度肝を抜かされました。・・今の自分をかえりみるいい機会になりました」
  「命の重みについて考えることができました」

 公演していただいた東京芸術座の皆さん、また公演を支えてくださった呉高専後援会にこの場を借りて厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。

 なお、来年度の「文化行事」は6月にガラッと趣向をかえて落語鑑賞会を予定しています。ご期待ください。