川崎重工業株式会社のカーボンリサイクルについての講演を受講しました(M2,C3LHR)

2026年10月28日

教育・研究

執筆:機械工学科2年 吉田 幸祐

監修:小倉 亜紗美


10/28のLHRの時間に、川崎重工業株式会社のカーボンリサイクルについての講演を受講しました。環境エネルギー技術部の菊澤氏からは、主に会社概要、異常気象の現状と暮らしへの影響、会社の取り組みについてご紹介いただきました。


川崎重工業では、陸・海・空・宇宙分野で幅広く事業を展開しており、最先端のAI活用やロボティクス技術を各事業に応用しているようです。また、今回の主題にあるようにカーボンリサイクル技術を活用して、カーボンニュートラルに取り組んでおられます。


気候変動は世界各地で深刻化しており、熱中症リスクの増加やインフラ被害、農作物の品質低下・収穫量の減少など、社会的・経済的に影響が出ています。異常気象の主な原因として、CO2などの温室効果ガスによる地球温暖化が挙げられ、CO2の排出を±0にするカーボンニュートラルの実現が必須になっています。その取り組みの中でも、工場などの排気ガスからCO2を分離・回収するPCC、大気中から直接CO2を回収するDAC、回収したCO2を資源として化学製品などに再利用するCCU、CO2を地中深くに安全に閉じ込めるCCSといったCO2を回収して利用する技術に注目が集まっています。


なぜCO2を化学品原料や燃料に変換できるかというと、CO2は炭素を含んでいるため、プラスチックなどの有機化学品やメタノールなどの燃料に利用可能だからです。これらの取り組みを一企業だけで行うのは非常に難しいため、産官学の連携が必要不可欠だとおっしゃっていました。


川崎重工業の主な取り組みとして、広島県の大崎上島にカーボンリサイクル実証拠点を設立し、ベンチ試験設備、ガス供給設備、圧縮機などの研究設備を活用してカーボンリサイクル技術の研究・開発を行っています。


菊澤氏は、現在呉高専で勉強している基礎学問は、社会課題を解決のために役立つもので、産官学の連携を密接に取らなければ優れた技術でも社会に実装されないとおっしゃっていました。

このお話を踏まえて、日々の勉学に力をいれて、仲間と協力して課題解決に取り組んでいきたいです。