校長あいさつ

知識を知恵に高めて社会に貢献する教育

 

OECDによる教育改革である「Education2030」やユネスコの教育プランの「ESD2030」に示されるように、さまざまな地球的課題や地域的課題の解決のためには、知識やスキルを習得するだけではなく、それらを活用できるコンピテンシーの育成が求められています。コンピテンシーというのは、獲得した知識やスキルを活用して課題解決を図る形成能力のことを言います。予測不能(VUCA)な社会の中では、探究心をもったデザイン思考力や他者とのかかわりを持った探求型協働学習によって、論理的思考力、システム思考力、あるいはデザイン思考力などの多様な思考力を駆使して自らの頭で考えて課題解決を図り、絶えずイノベーションに取り組み、地域や社会のwell-being向上に貢献できるような人間力を高める教育をめざす必要があると考えています。呉高専では、学校の授業で習った知識(knowledge)を深め、知識と知識を関連付けて考えたりすることによって、知識を課題解決のための知恵(wisdom)に高めることができるような革新的な創造力と実践力の育成を図る教育をめざしています。

そのために呉高専では5年間の一貫教育によって、工学系の優秀な人材を社会に輩出をするだけではなく、卒業後にさらに2年間の専攻科への進学(学士取得)や大学への編入、専攻科修了後に大学院への進学など、多様な進路選択が可能です。そのような可能性を広げるための資質・能力の育成を図り、夢の実現をサポートする教育を行いたいと思います。

校長 由井 義通 博士(文学)