ものづくり(教育・その他)
現代における宝探し-新種の生物探索-
  環境都市工学分野 木村 善一郎
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概要
「微生物がやっている仕事を勉強しただけ」。ノーベル医学生理学賞受賞者である大村智博士の言葉である。
2015 年現在、1 万種を超える原核微生物が報告されており、有効に利用されているが、それでもなお人類は環境中に存在する微生物資源のたった1%しか利用できていない。環境中に存在する微生物の99%は未だ利用されることなく、ただ環境中に存在している。 つまり環境中にはまだ人の目に触れていない宝(未発見の微生物)が山ほど埋まっているのである。
宝探しを始めるのに年齢が早すぎるということはない。むしろ微生物に触れる機会は、大学からでは遅すぎる。
諸君ら高専生こそが、真に微生物資源の拡大に貢献しうる人材鉱脈であると筆者は確信している。
本テーマに配属された学生は漏れなく微生物ハンターとなり、様々な微生物の分離(即ち宝探し)に取り組んでもらう。
更には、あわよくば新種の微生物の発見者としてその菌の名付け親となり微生物学の歴史に名を残すことを目指す。
記事
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