高専の応援団は皆さんが想像する以上に政・学・産・官各界に多くいます、頑張れ高専!
藤嶋 信夫さん
昭和46年度 機械工学科卒業
東京大学大学院工学系研究科原子力工学専門課程
修士課程修了  旧科学技術庁入庁

内閣府官房審議官、文部科学省官房政策評価審議官、同国際統括官などを歴任

文部科学省で30数年行政に携わりながら高専を気にしておりました。高専に求められる人材養成像は当初の中堅技術者から、より高度で幅広い場で活躍する多様な実践的・創造的技術者となっています。従来から高専生は即戦力と高い評価を得ているのは実技実習等によるものづくり技術の実質化の成功がポイントだと思います。これからは、これに加え国際化対応能力等を含めた分野横断的能力やエンジニアリングデザイン教育のより一層の推進が重要と考えます。高専機構の組織を各高専が積極的に活用し、各高専の規模の弱点を克服すべきと考えます。高専の応援団は皆さんが想像する以上に政・学・産・官各界に多くいます、頑張れ高専!


勉強以外にも多くのことを学べる学校だと思います。
出先 正明さん
平成15年度機械工学科卒業
大竹市立玖波中学校 出身

現在出光興産(株)徳山製油所勤務

私が呉高専を選んだ理由は、就職に有利であること、大学受験をしたくない、早く実家から出て独立したいとの思いがあったからです。
呉高専では、1~3年生までは基礎科目をベースに専門科目の割合が除々に増えてきます。4年生以降は、ほとんどが専門科目となり選択科目 も増え自分の可能性を広げてくれることが大きなメリットだと感じました。ただ、学科により専門性が全く違うので中学生のうちから自分がどの方面に進みたいかある程度イメージしておく必要があると思います。
勉強以外では、5年間クラスのメンバーが同じであり、5年間部活に打ち込めて、仲間と共に苦労し切磋琢磨して成長出来たことが私にとってなにより大きな財産となっています。ここで得た仲間とは、卒業後も時々連絡を取っては会って、昔話に花を咲かせています。さらに、5年制であることから先輩後輩との繋がりも多く、社会人になる上で大切なことも学ぶことが出来ました。
現在(平成23年12月現在)、入社して8年目になり、皆さんが車に使用するガソリンや軽油、LPGを製造する装置の運転管理を実施しています。機械系だけではなく、化学や電気などの幅広い知識が求められ、就職してからも勉強の毎日です。ですが、日々積極的に何事にも挑戦し吸収する姿勢で年を重ねるごとに成長を実感しています。高専5年間の学生生活で、多くのことを学び人間として大きく成長できたと自分では思っています。皆さんも高専での充実した学校生活を経て、楽しい人生を歩んで欲しいと思います。


工業系で就職したいなら高専にいこう。
尾山 拓未さん
平成17年度機械工学科卒業
東広島市立志和中学校 出身

大阪大学基礎工学部機械科学コース編入学後、
東京大学大学院工学系研究科機械工学専攻修了
現在 ファナック(株)ロボット研究所勤務

工業系で就職をする進路としては、工業高校、高専、大学工学部と大きく3つの進路がありますが、私は高専への進学をお勧めします。なぜなら、高専では理論と実習・実験をバランスよくカリキュラムに組み込んであるため、実体験をしながら効率よく学ぶことができるからです。
私は、高専を卒業後に、大学、大学院へと進学し、いわゆる普通に入学した大学生と勉強をしてきましたが、大学では、理論を勉強することに重点がおかれてい るためか理論が中心で、理論を学んでもそれをどういった場面で使用するのかを知らない大学生が多かった印象を受けました。高専からの編入であれば、高専で 実習、実験を学んでいるおかげで、理論だけを学ぶよりもより深く学ぶことができます。
実際の開発では、理論だけで開発が進むことは限られており、理論で導かれた理想の現象に多くのノイズが含まれていることがほとんどです。そのため、理論を もとに実験、実習をする高専の教育は実際の現場によくマッチしています。高専卒業生が現場で即戦力として活躍できるのも、理論を元にした実習にあると私は 思います。


呉高専から始まった技術者としての第一歩。
原垣内 慎太郎さん
平成20年度機械工学科卒業
東広島市立黒瀬中学校 出身

専攻科(機械電気工学専攻)進学を経て
現在千代田化工建設(株)勤務

私が呉高専に入学したきっかけは自分の夢であった「モノづくり」の職業に就くにはと考えた時に、その第一歩として技術的な力を付けようと思ったからです。
入学後は専門分野について実技演習を交えながら重点的に勉強することができ、また部活動などから多くの仲間との交流を行うことで充実した学生生活を送ることが出来ました。
現在は国内外で石油・石油化学・LNG(液化天然ガス)プラントの設計から調達・建設までを行っている千代田化工建設株式会社に勤め、入社1年目として配管設計についての業務に取り組んでいます。今夏(平成23年)はカタールでの現場研修(写真)を行い、過酷な環境・苦手な英語でのコミュニケーションなど厳しい場面もありましたが、その中でも一生懸命に業務をこなしていくことによって貴重な経験を多く得ることが出来ました。
呉高専では専門・実習に特化したカリキュラムを受講できるため、プロフェッショナルとして多くの知識を学び、経験を積むことが出来ます。皆さんの第一歩として呉高専という舞台で自分をより大きく成長させ、夢を実現させてください。


専門知識を身につけながら充実した学校生活が送れます。
稲垣 賢一さん
平成21年度機械工学科卒業
安芸高田市立美土里中学校 出身

現在株式会社ミツトヨ広島事業所勤務

広い敷地の中に学科ごとの建物があり、学科それぞれ特色のある実験装置がある。私が呉高専に魅かれたのは学校見学で感じたまるで大学のような雰囲気です。 私が在学した機械工学科では旋盤などの工作機械やCADによる製図、5年生で行う卒業研究など実技・座学ともにバランスよく学ぶことができます。また部活 動や学校行事も盛んに行われており、私は部活や高専祭実行委員をしながら5年間寮に入り仲間と共同生活を送るなど楽しい学校生活を過ごすことができまし た。
現在、株式会社ミツトヨに入社し、現場の組み立てや加工の実習を経て金型設計という仕事をしています。会社には私以外にも呉高専出身の方が多くおられ活躍 されているのを実際に目にする機会があります。中学を出てから20歳になるまでの5年間呉高専で専門知識を身につけながら充実した学校生活を送り、自分の 思う将来に向かって行って欲しいと思います。


仲間を大切に、そして夢を持ち続けてください。
高橋 大介さん
平成2年度 電気工学科卒業
東京大学大学院理学系研究科情報科学専攻博士課程中退を経て東京大学大型計算機センター助手に就任

現在筑波大学システム情報系教授

私は現在、大学で教育研究活動を行っています。専門分野は計算機科学で、スーパーコンピュータの性能を最大限に引き出すアルゴリズムの研究をしています。最近は理化学研究所の京コンピュータを使った研究にも取り組んでいます。高専時代を振り返ってみると、毎週書いていた実験レポート、そして卒業研究の経験が現在の仕事を行う上で役に立っていると思います。一番多感な時期を過ごした高専時代に出会った仲間や経験は人生でかけがえのないものになっています。皆さんも仲間を大切に、そして夢を持ち続けてください。
(円周率の計算、元世界記録保持者/2009年:2.57兆桁)


呉高専では産業に直結した知識と技術が身につくだけでなく、専攻科では大学院レベルの研究も可能です。
山口 倫史さん
平成12年度電気工学科卒業
広島市立戸坂中学校 出身

専攻科(機械電気工学専攻)進学を経て
現在シャープ株式会社 勤務

私は、電気通信会社勤務の父から社内における高専出身者の活躍を聞いたのがきっかけで、高専という選択があることを知りました。当時、改めて日常生活を見 渡してみると生活の隅々で電気が使われていることから、「きっと電気関連分野の未来は明るい」と信じて、呉高専電気工学科への進学を決めました。
呉高専では、専門科目の講義だけでなく、自ら手を動かして行う実験・実習など、より実践的な専門科目もありますので、幅広い知識や技術を身につけることが できると思います。特に5学年になると専門分野別の研究室へ入っての卒業研究があります。 本科卒業後、更に専攻科に進学することで、三年間腰を据えて、より深く研究活動に取り組むことができました。私には「世界最速のデジタル無線通信システム 開発」の研究テーマが与えられ、東北大学や宮崎大学、ロンドンやシンガポールなどで発表した研究内容が電子情報通信学会学術奨励賞として表彰されたことは 最高の思い出です。現在はシャープ株式会社にて研究・開発部門を経て、携帯電話や液晶テレビなどの製品に搭載される電子デバイスの企画業務に携わっていま すが、呉高専で得た知見や経験は、自らの糧になっています。


データで見る呉高専 「ものづくり」をやりたくて呉高専への進学を決めました。
木村 実人 さん
平成14年度電気工学科卒業
呉市立仁方中学校 出身

呉高専専攻科進学、東京工業大学大学院を経て
現在三菱電機㈱勤務

私は小学校、中学校の頃よりものづくりが大好きだったこと、将来は今よりももっと電気技術が発展し重要になっているはず!という漠然とした直感から呉高専電気工学科への進学を決めました。
5年間一貫教育の高専では、大学受験のための受験勉強に追われることなく、一般科目や専門科目を基礎から応用まで幅広く身に付けることが出来ました。5年 生から専攻科修了までの3年間は研究室に所属し、研究成果を国内(東京、新潟、岩手)、国際(アメリカコロラド州ボールダー)学会で発表するという貴重な 経験をすることも出来ました。また、高専はクラブ活動も盛んで、毎年開催される高専大会に向けて仲間や先輩、後輩と一緒に汗を流した日々は一生の宝物です。
東京工業大学大学院進学後、現在、三菱電機株式会社にて電気回路設計・開発の仕事をしており、呉高専で身に付けた知識や技術が今でも仕事のベースとなっています。
みなさんの将来は無限大の可能性があります。ひとつのことにとらわれず、いろいろな体験をして見つけた夢や目標に向かって頑張ってください。


データで見る呉高専 電気関係から情報通信関係まで!幅広い分野で活躍することが出来ます。
小川 美里 さん
平成22年度電気情報工学科卒業
尾道市立御調中学校 出身

現在関西電力(株)勤務 

呉高専に通っていた姉が学校生活の話をする時の表情がいきいきとしていた事と、高専に電気情報工学科があることを知り、普段身近にあり目に見えず、なおか つ生活に必要不可欠である「電気」のことを理解し、人に説明できたらすごいだろうな、と思ったことが進学のきっかけでした。
高専では一般科目とともに一年生の時からちょっとずつ専門知識の基礎的なところを取り入れて勉強していきます。5年生になって振り返ってみると、自分でも 知らないうちにたくさんの専門知識を得てきてたんだなぁとびっくりします。それぐらいじっくり学べる環境が整っているということです。
また寮生活や部活動などを経て、勉強面以外でも大きく成長できる場だと思います。
卒業後は関西電力に就職し、火力発電所に勤務しています。高専で電気のことを学んでいた私が今度はお客様に安定した電気を供給していく立場になり、社会人一年目ですが毎日が充実しやりがいに満ちた日々を送っています。


データで見る呉高専 呉高専には様々な将来の選択肢があります。
中下 慎也 さん
平成15年度環境都市工学科卒業
呉市立警固屋中学校 出身

広島大学工学部第四類(建設系)編入学後、 同大学院を経て
現在 広島大学大学院工学研究院助教として勤務

私は小さい頃から生物や自然環境に興味があり、呉高専の環境都市工学科を受験しました(授業料が安いという親の意向も少しはありましたが…)。環境都市工 学科では、この分野で必要となる水理学、構造力学、土質力学と言った基礎的な科目を座学だけでなく、実験・実習も行いながら勉強することができます。高専 では、自分の将来進む分野を中学卒業の段階で決めることになりますが、自分がやりたいことが決まっていれば他の人よりも早く専門分野について勉強すること ができるという大きなメリットがあります。また、高専生活は他の高校生と比較してセンター試験が無いため、比較的自由な時間も多く、部活動に打ち込むこと もできますし、勉学に励むこともできます。
高専卒業後は実務で必要な技術を習得しているため、会社からは即戦力の技術者としての活躍を期待されています。また、就職する以外にも大学への編入学や、 専攻科への進学などの選択肢もあるので、専門分野についてさらに勉強することもできます。私は大学に編入学しましたが、センター試験が必要でない点や専門 分野を重点的に勉強できた点などから、高専を経由した大学への進学は良い選択だったと思っています。
呉高専では将来の選択肢がたくさんありますので、皆さんも自分の将来の夢に向かって呉高専での学生生活を過ごして下さい。


データで見る呉高専 『呉高専』で学ぶということ。
貝原 美智子 さん
平成21年度 環境都市工学科卒業
福山市立新市中央中学校 出身

現在 福山市役所勤務

オープンスクールで液状化現象の実験や橋や道路の設計、景観デザインを考えた模型などを見て、普通高校では教わることができない専門的な分野や自分たちの生活に関わる技術を学べるという点にとても惹かれ、環境都市工学科に入りたいと思うようになりました。
実家が広島県福山市にある私は、友達の多くが行く地元高校と、家を出て寮生活をすることになる呉高専のどちらに進学するか悩んでいました。しかし、入学後 すぐに大学受験に向けて模試や受験勉強をしなくてもいいこと、卒業後の進路として就職、大学編入学など選択肢が広いことに魅力を感じ呉高専に入学すること に決めました。
呉高専では1年生から専門的な科目を学べ、講義だけではなく実験・実習などで体験しながら技術を学んでいくことが出来ます。そして、卒業後の進路を考える際には、多くの先生方に助言・指導をしていただきました。
私は現在福山市の職員です。土木職の技術者として採用され、日々の業務でも呉高専で学んだことを活かすことが多く、大変貴重な5年間だったと改めて感じています。
最後に、5年制の最もよいところは仲間と過ごす時間が長く、濃いことです。呉高専は学校行事が多く、部活動も活発です。寮生活や学校生活を通してたくさん の仲間とたくさんの想い出をつくり、楽しい学生生活が送ることができます。私が呉高専に来て一番よかったと思うことは、仲間と充実した学生生活を送れたこ とです。呉高専で過ごした5年間で得た知識、技術、仲間は現在の私の支えになっています。


データで見る呉高専 興味から始まった高専生活、その中から広がる可能性。
森重 茜 さん
平成21年度 環境都市工学科卒業
安芸郡坂町立坂中学校 出身

現在 ㈱富士通勤務

私の祖母の家は福岡にあり、広島からよく車で福岡に行っていました。その福岡までの道のりにある、関門橋に興味を持ったことがきっかけで、呉高専を受験しました。
そんな興味から始まった高専生活は、橋以外の構造物についても学んだり、測量を始めとする様々な実習で経験を積んだり、多くのことを学ぶことができました。
高専卒業後は、土木業界をシステムで支援したいという思いから、富士通に就職。現在は、システムエンジニアとして、土木関係のシステムを開発している部署 に所属しています。「富士通は分野外なのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、今の私のお客様は、土木に携わっている方々です。システムという点で は、私自身の知識はまだ不十分ですが、お客様が話す「土木の専門用語」は分かります。高専で得た知識は、このような活かし方もあるのだということを実感し ています。
高専で様々なことを学んでいくということは、将来の様々な可能性が広がっているということを皆さんも体感していただければ、と思います。


中学2年生の時に見た建物に感動!呉高専への進学を決めました。
米司 晴恵さん 
平成15年度建築学科卒業 
呉市立白岳中学校 出身

横浜国立大学卒業
現在㈱NTTファシリティーズ勤務

私は、中学2年生の時に見た建物に感動したことから、将来は建築設計の仕事に就きたいと思い、早い時期から建築の専門知識を学べる呉高専への進学を決めました。
呉高専では、1年生から基礎的な専門科目の授業があり、また5年生ではプロの建築家の先生から教わる設計製図の授業もあり、とても充実した日々を過ごしました。
高専卒業後は、更に設計を学び、視野を拡げたいという思いから、大学に編入学し、NTTファシリティーズに就職。
2年間の設計職を経て、現在は営業を担当しています。震災後、環境負荷が小さく災害に強い建築を、というお客様からの要望が増え、高専の時に学んだ、建築で社会に貢献する、ということを実感しています。


「ビフォーアフター」で登場する建築家に憧れて建築を選びました。
山﨑 豪志さん 
平成19年度建築学科卒業 
三次市立吉舎中学校 出身

専攻科進学を経て
現在㈱大和ハウス工業勤務

私は広島県三次市の出身で、呉高専を受験した理由は地元を離れ自立したかったことと、TV番組「ビフォーアフター」で登場する建築家に憧れて建築学を学び たいと思ったからです。部活・学校行事はたくさんの種類があり、どの部活に所属しても自分をレベルアップさせてくれますし、特に文化祭は普通高校には負け ないぐらいスケールが大きいです。
現在は、大和ハウス工業株式会社に勤めており、入社して二年がたちました。仕事内容としては建築コストを算出する仕事をしております。建物のデザイン、構 造、法律、施工の全てを理解していないとできない、とてもやりがいのある仕事です。建築業界の仕事は、自分の努力次第でどんどんレベルアップできます。
みなさんも、呉高専に入学したくさん勉強してそれ以上にたくさん遊んで多くの仲間と思い出を作り、部活に精を出し、自分の将来の栄光を勝ちとって下さい。


データで見る呉高専 実習・実験が多い呉高専で実際の体験を通して知識をつけることができます。
石田 佳奈さん
平成21年度建築学科卒業 
東広島市立黒瀬中学校 出身

現在JR西日本勤務

高専は実習・実験が多いので、教室での授業ばかりではなく、実際の体験を通して知識をつけていくことができます。
建築には知識以外にクリエーターとしての感性も大切です。5年制なので多くの友人と感性をじっくり伸ばせます。建築学科には女子学生もたくさんいますよ。 またクラブ活動も盛んで、5年間クラブ活動に思う存分打ち込むことも、仲間とのつながりをたくさん作ることもできます。
自ら意欲的に取り組めば大きく成長できる場だと感じています。

入学案内
学校案内
学科紹介
高専ライフ
研究・産学連携
その他
受験生の皆様
在学生・保護者の皆様
卒業生の皆様
地域・企業の皆様