地域実践教育センター
インキュベーションワークとは?
「インキュベート」とは…“卵が孵化する”という意味合いから、企業や起業家などを支援・育成するといったシーンで多く使われる言葉です。
呉高専生はまさに“技術者の卵”であり、呉の地で孵化した学生が、単にものづくりができる技術者ではなく、社会のシステムを構築し、人の価値観を変え、人類の幸せをもたらす人材を目指しています。
この授業では、全学科・全学年の学生が、グループに分かれ1つのテーマに1年間取り組みます。
テーマの種類は、呉市や企業と連携するテーマや介護福祉に関するテーマ、コンテストに参加するテーマ、芸術・文芸・料理のテーマなど100テーマほどあります。
学生達は、テーマのグループメンバーと議論して、プロジェクトを立ち上げて実践的な活動に挑みます。この授業によって学生は、「何を学んだか」を主眼において活動しています。
プロジェクトデザイン入門
1年次の前期は、準備期間としてプロジェクトデザイン入門を行います。
高専で学ぶ専門的な授業と自分の好きな物を形にするスキラボの授業があります。
- 専門的な授業は、高学年で学ぶ実験を行ったり、専門的な内容を盛り込んだもの作りコンテストを行います。他にも他学科の実験や実習なども学びます。
- スキラボの授業は、前期最後に行うスキラボ祭に向けて、自分の好きを見つけたり、新たに発見するためのワークショップ、ブレストなどを行います。
その他にもコミュニケーション能力やチームワークなども育みます。
インキュベーションスクウェア
インキュベーションスクウェアは、呉高専内にある工房で、最先端の加工機である3D プリンタ、レーザーカッター、 CNC 加工機を設備しており、様々なものづくりができます。学生主体で講習会や勉強会を開催しており、今年度は約500 名を超える学生が使用しました。
「誰でも安全に使用できる”ものづくり空間”」をビジョンに知識・技術が集まり学生が学べる場として今後も運営します。